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春のはじまりは、眠りからめざめる真黄色のミモザの開花から。春風を黄色く染めるかのような、大きなミモザの木は、春の訪れを告げるシンボルツリーです。南からだんだんと、利根川ぞいの桜並木が咲き始め、利根川沿いの道にピンクのかすみをかけて、桜のアーチを作る時、アルバート邸にも本当の春が訪れます。
春の盛りを彩るのは、色とりどりの香り高いバラの花。英国の花、前橋の花であり、アルバート邸の花でもあるバラは、このイングリッシュガーデンに最もよく似合う花です。バラのアーチをくぐり抜けてガーデンを歩くとき、誰もが懐かしい夢が叶うでしょう。
うっとりと夢のように美しい春の英国邸宅には、蝶も集い、小鳥もつがいます。

雨とともに、夏はいつのまにか訪れます。初夏に慎ましく咲く白いアジサイも、英国邸宅によく映えます。しっとりと降り注ぐ雨に洗われて、やがて色づいて、薄い青から、濃い青、濃い紫へと、色を移しながらいっそう優雅な雰囲気を醸しだし、夏の深まりを知ることでしょう。
柔らかな黄緑の葉を付けていた木々も、一雨ごとにどんどんと枝葉を伸ばし、緑が深まって行きます。やがて晴れた日には、涼やかな木陰を落とす大木となっているでしょう。
夏は夜空。澄み切った夜空はいっそう美しく、きれいな月に、満点の星がまたたきます。利根川を渡る風はいっそうに爽やかで、水音が涼やかに聞こえ、まるで子守歌のようです。

すがすがしい秋風に揺れる、白やピンクの花を咲かせたはかないコスモスの花。その繊細な花びらは、まるで夏の名残を引き留めようとしているかのようです。やがてイチョウが黄色く色づき、モミジが赤く葉を染め始めるとき、大木は葉を落として枯れ葉のジュウタンを作ります。
秋の敷島は、最高にロマンティックな季節。川向こうに真っ赤な夕陽を落とす、黄昏どきの美しさは、言葉に表せないほど。静かな虫の音にいやされる秋の夜長、静かに澄んだ月夜を見上げれば、誰もがアルバート邸の秋を好きになります。
それはまるで、ロマンティックな英国の郊外を、旅しているかのような季節でもあります。

冷たい空気の中に美しく幻想的に煌めき、静けさの中でいっそうドラマティックに感じる、アルバート邸のウィンターイルミネーション。しんと静まりかえった夜、人々の心に温かな灯りを灯しながら、邸宅に賑やかな彩りを添えてくれています。そびえたつ大きなもみの木は、ウエルカムツリー。邸宅を訪れる人々を見下ろしながら、迎え入れています。
クリスマスシーズンのアルバート邸は、あらゆるところにクリスマスのデコレーションが施され、いつも温かな笑顔に満ちて、ここに帰ってくるたくさんのゲストをお迎えしています。
雪景色のアルバート邸は、神聖な雰囲気。限りなく、どこまでも静かな敷島の冬にふさわしく、静かにじっとそこに佇んでいます。