
イベント情報
こんにちは。かも子です。
もうすぐクラブスワンVol.14が発行ですが、それに先立ち、誌面の元原稿(誌面より長いです)を掲載しながら、アルバート邸に関わるアーティストたちをご紹介していきます。いつものブログとまた違う気分で読んでくだいね。
Artists of paradise
楽園のアーティストたち
Artist of paradise No.1
HAIR&MAKE-UP ARTIST HAYATO EHARA
ヘアメイクアップアーティスト 江原ハヤト (Creo)
2006年 秋のパリコレクションを皮切りに、2007年 春のパリコレクションでジョン・ガリアーノ率いる「Dior」を、同年秋のミラノコレクションにて「Marni」のヘアメイクを担当。美容サロンを展開しながらアーティスト活動と両立している。「アルバート邸」のヘアメイクプロデュースを担当、新和装のスタイリング&ヘアメイクにも挑戦する。
群馬に住みながらパリコレクション、ミラノコレクションで活躍しているヘアメイクアップアーティストがいる、と知っていた。実は10年前、ジョージアンハウスを立ち上げるときに一度お会いして惹かれながら、一緒に仕事をする事が出来なかった幻のアーティストだった。最近の活躍ぶりを見ながら、ハヤブサのような素早い行動力、軽い身のこなしを持つ、自由に羽ばたく人だと思っていた。いつかまた会いたい、一緒にショーを創りたいと思って、親しい人たちに話していた。
そして再会の喜びから、ショーの実現まで。あっという間に夏と秋を駆け抜けて、冬の始まる頃にこのショーは出来上がっていた。タイトルなど多くのアイディアは、江原氏から受けたインスピレーションから来ている。ショーには研ぎ澄まされた美意識や卓抜した技術が必要なのはもちろんだが、それよりもっと大切な事がある。江原氏の伸びやかで大らかな感性と、しなやかで穏やかな人間性は、まさにそれに相応しかった。明るいエンターテイメント精神もこのショーのコンセプト「楽園」のイメージに最も近い気がした。
ヘアメイクの重要性は女性ならだれでも知っている。だけど本当に綺麗になるためには、にじみ出るオーラや知性、エレガントな動作や品性も必要だし、輝く美しい笑顔は必需品だ。女性の美は一朝一夕では作られないからハードルは高い。しかし眠っている美の可能性を引き出し、最大限に引きあげるのがヘアメイクアップアーティストの力。江原氏とそのチームにはそれがあると思った。
「ショーはチームワーク。自分ひとりでは何もできない。いつも誰が何を望んでいるのか、自分が何をすべきなのか、感じ取れる自分でいたいと思います。すべてはお客様のため。自分たちのためじゃないから。」
ショーの当日、楽屋は和やかな雰囲気と抜群のチームワークだった。工夫に溢れた美しいメイクアップ、素晴らしいバランスで付いたヘッドドレス、手袋、花から何から・・・細かいバランスが取れていて、遊び心に溢れている。
頬を紅潮させて「自分は美しい!」と自信を持ってステージに上がるモデル達は、とびきり嬉しそうな顔をしている。それを見るお客様もとても幸福そうな顔をしていた。そこに流れる穏やかで優しい会場の空気・・・。
時間も空間も・・・すべては繋がっている、と胸を打たれ、感動した。