アルバート邸について

ストーリー

温かい愛に育まれた幸せな結婚

19世紀のイギリス。わずか18才で、世界一の富める国、イギリスの女王となったヴィクトリアは、ドイツの王子、従兄妹のアルバート公に恋をしました。女王は政略結婚を退け、自らアルバートに結婚を申し出ます。重い責務をこなすヴィクトリアには、結婚という安らぎ、心からの愛と支えが必要でした。アルバートはヴィクトリアを支え続けることを誓い、2人は結婚します。
結婚式は1840年、セント・ジェームス宮殿で行われました。21才の花嫁ヴィクトリアは、自らデザインした真っ白なシルクのウエディングドレスに、フランス製シルクのベールをあしらい、王冠の代わりにオレンジの花冠をかぶり、バラのブーケを持つ、と言う可愛らしい姿でした。その初々しい姿は、ヨーロッパはもちろんのこと、世界中を魅了し、その白いウエディングドレスファッションは、以後に世界の流行となりました。温かい愛に育まれた幸せな結婚、お似合いのご夫婦は国民から慕われ、尊敬されて、イギリスはますます安定した良い国となります。心から愛し合う夫婦はたくさんの子供たちを生み、育て、やがて子孫はヨーロッパ中の王室と婚姻を結び、イギリスはますます強い国となりました。
2人はお互いに愛のプレゼントを贈り合いました。公が女王に贈ったものの1つは、夏の休暇を過ごすための、スコットランドのバルモラル城。女王が公に贈ったのは冬の休暇を過ごすための、ワイト島のオズボーン・ハウス。どちらも子供たちと過ごし幸せをかみしめるための邸宅で、細かい所まで手を掛けて大切にしました。

アルバート公の急逝

しかし1861年、アルバート公はたった42才で急死してしまいます。悲しみに暮れてオズボーン・ハウスに閉じこもった女王は公式に姿を見せなくなり、黒い喪服を脱がなかったと言います。国民にとっても女王不在の辛い時期でした。
建築が大好きだったアルバート公には、死の直前まで手掛けていた夢の建物がありました。イギリスの力を見せつける巨大な劇場「ロイヤルアルバートホール」です。やがて女王は悲しみを乗り越えて、自ら指揮を取ってその完成に挑みます。1871年に「ロイヤルアルバートホール」は完成。美しい赤レンガを張り巡らした木造りの大きな円形劇場は、ヴィクトリアとアルバートが2人で治めた英国の愛の結晶でもありました。

お二人の愛を偲ぶ英国邸宅

私たちの「アルバート邸」は、そんなお2人の愛の思い出を偲んで建てられた、赤レンガと木造りの古き良き英国邸宅です。お二人が暮らした郊外の家のように、静かな森を背景にひっそりと建てられ、人々が訪れるのを待っています。そこには「ロイヤルアルバートホール」から外された6枚のシアタードアと、お2人と家族の肖像画、直筆資料、たくさんのアンテイークを収めています。
お二人の愛を偲ぶ、ロマンティックな英国邸宅を、あなたも訪ねてみませんか。

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